
経営者と同じか、それ以上の熱量で課題に向き合う。その覚悟はぶれない
フライングカラーズ株式会社
代表取締役
森山 かずお / Kazuo Moriyama
当社では人材育成サービスを提供しており、その内容は大きく分けて二つあります。
一つは、管理職育成プログラム「MBL(Management by Learning)」。選抜された研修メンバーに対して、定期的な面談やマンツーマンでのスキルトレーニング、ビジネス交換日記と呼んでいる月報への返信などを通して、1年ほどかけて取り組みます。研修メンバーが直面する問題に関する知見を持つ各分野の専門家をアサインし、成果にもコミットしながら育成のお手伝いをします。
そしてもう一つは、すべての従業員を対象にした「HANASOU!」というサービスです。「HANASOU!」には、国家資格キャリアコンサルタントをはじめとした人材育成の専門家が200名ほど登録しており、人材育成の視点からキャリアカウンセリングとキャリアトレーニングを提供しています。
カウンセリングとコンサルティングの融合をテーマに掲げ、個別対応型・伴走型で、その人に応じた関わり方を通じて、成果と成長にコミットしているところです。
キャリアカウンセリングを人材育成の入り口と位置付け、そこで出てきた課題や要望に沿った、オーダーメイドのコンサルティングとトレーニングで徹底的にサポートします。
「日本一のおせっかい集団」を掲げている通り、「ここまで細かくやってくれるのか」と感嘆されることも多々あります。組織図に組み込まれるなど、企業によっては内部の人として扱ってくださることもあるほどです。強い信頼を寄せていただき、1年の予定でスタートした企業の継続率は100%に達しています。
大学を卒業する頃には「10年後に独立しよう」と漠然と考えていました。まずは経験を積もうと考え、証券会社に入社。その後、転職などでさまざまな会社を経験する中で、教育の大切さを実感しました。しっかりと設計された研修と、上司との適切な関わりにより、自分自身を大きく変えることができたんです。
2008年に経営コンサルタントとして独立した後、ベンチャー企業の経営者の方の依頼で、人事担当取締役として採用から育成までを2年間担当する経験を得ます。今のサービスの原型になるアイデアを試したところうまくいき、大学院に行って論文にまとめました。人材育成をメインにしたサービス内容を固め、フライングカラーズを設立したのが2015年です。
主に中小企業にサービスを提供しているのは、コンサルタントとして独立する頃に、大企業と比較して、中小企業は教育面が未整備であることを痛感する機会があったからです。
日本の企業の99%は中小企業であり、日本が再び競争力を発揮するには、中小企業の活性化が欠かせません。大企業と比べてもそん色ない、本当に成果の出る人材育成サービスを提供したい。そんな想いで、日々活動しています。
「誰もが仕事を通じて輝き、自己効力感に溢れる世界を創る」
これがフライングカラーズのビジョンです。
すべての仕事は、誰かの役に立つために行うものであり、自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できたとき、自ずと自己効力感は高まると考えています。役に立つ仕事をするために大切なことは、目の前の仕事に全力で挑み、さまざまな問題を乗り越えながら、自己変革を推し進めること。
弊社は、その自己変革をサポートさせていただくために、あらゆる手段を尽くしていきたい。そして、より多くの自己変革の瞬間を生み出していきたいと考えています。
公開日:2022年3月31日
大学卒業後、国内・外資証券会社に勤務。その後不動産系ベンチャー企業、外資系企業日本法人の法人金融サービス部門に勤務。2008年に独立し、研修講師・経営コンサルタントとして活動を開始。ベンチャー企業人事担当取締役を経て、2015年1月フライングカラーズを設立。代表取締役に就任。次世代のマネジメント層を徹底的に育て上げる、個別対応型・伴走型人材育成プログラム「Management by Learning🄬」の提供、および一人ひとりのキャリアと組織の理念を一つにする人材育成プラットフォーム「HANASOU!」を運営。
Contact
東京都新宿区新宿1-12-15 東洋新宿ビル5階
インタビュー・執筆:下山友生/編集:ひらばやしふさこ
撮影:田中振一
経営者と同じか、それ以上の熱量で課題に向き合う。その覚悟はぶれない
歳を重ねても学び続ける理由。「仕事は学習と実践を得られる場所」
幸せな働き方を追求してたどり着いたのが絆徳経営だった。「社員も顧客も幸福である組織をつくる」
社会の宝である若い世代が、希望を持てる社会づくりを。「共にパラダイムシフトを起こそう」
タグ