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「人」「食」「社会貢献」を起点にビジネス総合力を身に付け、即戦力として活躍
SB C&S株式会社
人事部 人材採用育成課
李 君怡 / Junyi li
中国で生まれ育ち、中国の北京大学を卒業した李君怡(リ・クンイ)。2017年10月、SB C&S株式会社に新卒入社した。大学に入ってから日本語を学び始めたとは思えないほど流暢な発音と豊かな語彙で、就職先を選ぶ際に重視した2つの「軸」をこう語る。
「変革を起こし続けている会社であること。そして、社員が会社に従うだけでなく自分の意思を持って仕事を進める風土であること。この2軸にこだわりました。もともと、物事に取り組むとき、人から言われた通りにやるよりも自分で考えたり工夫したりするのが好きなタイプなので、そういう会社が自分に合っているんじゃないかな、と」
大学時代には、日本語学部以外の学生に日本語を教える「日本語研究協会」を自ら立ち上げた。「どんな内容なら会に参加したいか」をヒアリングして回り、コンテンツを制作。最初は人が集まらなかったが、やがて40名定員の教室が満席になり、立ち見が出るまでになった。多くの人を巻き込んでプロジェクトを回し、変化を起こす面白さを実感した。
SB C&S入社後は新卒採用と研修を担当。会社説明会の資料作成、インターンシッププログラムや内定者研修の企画などを行う中で心がけているのは、「既存の資料や企画を100%コピーしない。自分なりのアイデアやエッセンスを加える」ということだ。どんなに円滑に運用したとしても、これまでと同じ内容のものを使っていたのでは評価されない。時代は常に変化しているため、今の学生たちの傾向をつかみ、それに沿って最新のものにアップデートすることが求められる。プレッシャーもあるが、自分で考えて行動したい李にとっては望み通りの風土だ。しかし当然、壁にぶつかることもある。
「悩み出した当初は上司も先輩もあまり声をかけてきません。私に時間を与え、しっかり考えさせる。でも時間が経っても進展しないと『ミーティングをしよう』と、手が差し伸べられます。とはいえ、『こうすればいい』という解決策を与えてくれるわけではありません。『今、考えていることを聞かせて』から始まり、私が話すことをホワイトボードに書きながら整理してくれるんです。その上で『この点はどう考える?』と質問を投げかける。すると、何が問題なのか自分で気付くことができ、打開策が見えてくるんです」
一方的に回答を与えられるのではなく、自分で考えて気付けるように導いてもらえる。そんな接し方をうれしく思う李は、新卒採用活動の中で会う学生たちに対しても、そのように接することを意識している。
多くの採用担当者は、学生に対して自社の魅力を伝え、入社意欲を高めることに力を注ぐ。しかし李は、学生から質問を受けたとき、「どうしてそう思うんですか?」と、その学生が抱えている気持ちや背景にフォーカスする。それを確認した上で、その人にとってふさわしい道を一緒に考える――そんなスタンスで学生に向き合っている。学生向けに会社説明会やキャリアデザイン講義を行った後、参加した学生たちから「今後にも活かせることを学べた」と言われるのが、李にとって一番やりがいを感じる場面だ。
当面の目標は、人事のプロになること。けれど同じポジションに居続けるのではなく、新たな刺激を受けられるテーマにチャレンジしていきたいと考えている。
「先々のビジョンとして、国連で仕事をしたいと思っているんです。もともと人の役に立ちたいという想いが強いので、それをグローバルレベルでできる舞台といえばそこかな、と。人が抱える課題に対してアドバイスするスキルは今の仕事でさらに磨いていけるし、当社が扱う最先端技術の知識も蓄えられるので、貧困地域の経済を活性できるビジネスアイデアを提供できるんじゃないかと考えています。もちろんこれから目標が変わるかもしれませんが、ずっと自分自身を変革し続けていきたいです」
インタビュー・編集:青木典子/撮影:新見和美
「人」「食」「社会貢献」を起点にビジネス総合力を身に付け、即戦力として活躍
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