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ストーリー代表・CEO

医療を軸に、 笑顔で出産や育児ができる 社会の実現を目指す

代表_有明子供クリニック

「子育て環境の改善」により
少子化問題の根源の解決に挑む

クリニック無料譲渡システム、
フランチャイズ開業支援など
医師の開業を成功に導く

有明こどもクリニック
理事長 有明院院長
小暮裕之 / Hiroyuki Kogure

来院者数・年間10万名。3年で300%アップを実現

「大病院で豊富な実績を積んだ医師でも、独立開業すると失敗してしまうことが多い。それはなぜなのか」――その答えと医師の開業成功のためのノウハウが一冊の本になった。
『失敗を経て来院者数300%アップさせた院長が教える クリニック経営の成功法則』。
Amazonの「経営理論」カテゴリーで一時1位にランクインしたこの本の著者は、小児科医であり、『有明こどもクリニック』の理事長兼有明院院長を務める小暮裕之だ。

小暮は総合病院国保旭中央病院、国立成育医療研究センターなどでの勤務を経て、医師になって8年目に独立開業。2010年に有明院を開業後は、保育園の園医や小学校の校医も務めながらクリニック運営を行い、2016年に豊洲院を、2018年に中央区で勝どき院を開業した。
現在、グループ全体の来院者数は3年前に比べて300%アップとなる年間10万名。常勤5名、総勢30名以上の小児科専門医が在籍するほか、看護師、医療事務、管理部門スタッフを含めると総勢70名となり、「子どもの健康を願う、働くパパとママ」にとって欠かせない存在となっている。さらには「病児保育」の拠点整備にも力を注ぐ。

「ここまで拡大するプロセスでは、組織作りでつまずいたこともありました。私がそこから何を学び、どんなことを実践して成功につながったのかを伝えたいと思い、本を出版したのです。そしてこの本をきっかけとして、私たちの理念に共感してくれる仲間と出会えることも期待しています」

小暮は、三兄弟の長男として埼玉県春日部市に生まれた。両親は獣医。自宅1階の病院では、両親のほか5人ほどの獣医師が働いていた。幼い頃から面倒見が良く、両親が仕事をしている間、進んで妹たちの遊び相手をしていたという。小さな子どもをかわいがり、その世話をいとわないという小児科医の気質は、この頃に芽生えたのかもしれない。

「階下の診療室からは『うちの大切な子。治してくれてありがとう』『お世話になりました』といった飼い主さんの感謝の声が聞こえてきました。幼心に、仕事をすると人に喜んでもらえるんだなと感じ、自分も『感謝を生む仕事がしたい』と思ったのを覚えています」

もう一つ、仕事観に大きな影響を与えたのが、小学校5年生のときに経験した祖父の死だ。体調不良を感じて受診した最初の検査では異常が見つからず、2回目に検査をしたときにはすでに胃がんが進行していた。これが初めて経験した「大好きな人の死」だった。最初の検査で発見できていたら、祖父は助かったのではないか――。その想いは、医療の世界を志す大きなきっかけとなった。
医学部に進み、実地の学習をするために研修医として籍を置いたのが旭中央病院(現・地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院)だ。当時の研修医制度は現在とは異なり、研修医自身が学びたい診療科を選ぶスタイル。小暮は内科、小児科、耳鼻科、精神科、麻酔科、整形外科、脳神経外科、集中治療室と、あらゆる診療科を選び、幅広く学んだ。

「動物のさまざまな疾患を診ていた両親のイメージが頭にあったのでしょう。診療科によらず『人を診る』のが医師であり、何でも診ることができる医師であるべきだという思いから、できる限り多くの診療科で学ぼうと考えたのです」


小児科医の道を選択。「予防医療」への意識が高まり開業へ

最終的に小児科を選ぶ決め手になったのは、大学時代に聞いた「小児医療の現場に人が足りない」という話だった。日本の未来を担う子どもたちの健康を守る医師が足りないという深刻な問題の裏側には、仕事自体がきつい上、要求水準が高い親が増えてきて対応が難しく、薬や検査が少ないから給料も安いという事情がある。それを聞いたとき、「それなら自分がやろう」と思った。なり手が少なければ、それだけ希少価値も高いと考えた。
また、病院見学実習で見た小児科の光景も脳裏にあった。集中治療室にいる赤ちゃんのベッドの枕もとに、ご両親の写真やお守りが置かれていたのだ。「家族に愛され、慈しまれている子どもたちを救う」――そんな小児科医の仕事をとても尊いものだと感じていた。

その後、日本の成育医療・研究の中枢を担うナショナルセンターであり、現代医療における最先端の情報が集まる成育医療研究センターに出向し、一般の医療機関では得られないさまざまな知識を得る。
特に衝撃を受けたのが、当時WHOの統計で、日本の乳幼児の死亡率が先進国でワースト2位であるという事実だった。「日本の小児医療は世界でもトップレベル」と思っていた小暮は、驚きとともに、何とか小児の死亡例を減らしたいという一心で救急救命や集中治療を重点的に学ぶ。中でも小児の二次救命処置に関しては、米国心臓協会(American Heart Association)が米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)などと協力して提唱している小児二次救命処置法「Pediatric Advanced Life Support(PALS)」の研修を受け、インストラクターとして教えられるまでになった。

旭中央病院に戻った後、重篤な病気に罹患している子どもたちの治療を担当。その中で小暮は、手を尽くしても救えない子どもが多数いる現実を目の当たりにする。
「子どもたちが苦しむ前の段階でなんとか救ってあげたい」。そんな想いから「予防医療」への意識が高まり、一次医療に携わることができる開業医を志すようになった。
町のクリニックでは、軽い怪我や風邪などで受診した子どもたちを診療しながら、子どもたちの家族に対してより重い怪我や疾患の予防を啓発することができる。保育園や保健所での活動を通して、近隣の開業医を含めた地域全体の予防意識を高めることもできる。そう考え、医師になって8年目、開業の意思を固めて病院を退職した。

開業にあたり、「どんな人たちの助けとなりたいか」を考えたとき、「子どもの健康を願う、働くパパとママ」と定めた。そこで、開業エリアとして、共働きの若いファミリーが多い「有明」を選んだ。開業後は、夏祭りなど地域のイベントにも積極的に参加。ブースを設けて育児の悩み相談に乗り、地域の人々が抱える育児の課題を吸い上げた。
こうして他の病院やクリニックが行っていない「日曜日も診療」や「朝9時から21時まで診療」、スケジュールの見通しがつきやすい「時間予約システム」など、働くパパとママが利用しやすい仕組みを整えていった。


志に共感してくれる仲間とともに、より大きな理念の実現へ

クリニック運営にあたって「経営」を学ぶ重要性を感じた小暮は、『7つの習慣』や、ドラッカーの著書、経営セミナーなどからさまざまな理論・手法を学んだ。特に力を入れたのが組織作りだ。
しかし、最初は採用すらままならず、失敗を繰り返す。最大の失敗は、採用したスタッフを定着させるために、金銭的報酬でモチベーションをコントロールしようとしたことだ。折に触れて賞与を支給していると、お金に対する欲求が満たされたスタッフは「もっと楽をしたい」という方向に要求をエスカレートさせるようになり、信頼関係は次第に崩れていった。
こうした状況を打開するため、小暮は採用・教育方針を大きくシフト。「笑顔で安心して出産や子育てができる社会を創る」というミッションと、「元気なこどもと親の笑顔が溢れている社会であること」というビジョンを採用にも打ち出し、これに共感する人だけを採用して「パートナー」と呼ぶようにした。
研修では「人として」「当院のスタッフとして」どうあるべきかを伝えることに注力。また、顧客満足度や来院患者数といった目標に対する達成度によって基本給に業績給を上乗せしたことにより、パートナー一人ひとりが「患者さんの満足をいかに高めるか」を考え、進んで改善策を出すようになった。スタッフの考えを積極的に取り入れ、目標達成に向けた自律的な行動を支援するマネジメント方法も奏功し、今では院長がしばらく不在でも運営に支障が出ることはない。通常のクリニック運営をスタッフに任せ、小暮自身は新たな取り組みのプランニングなど、将来に向けた活動に注力している。

「今後、目指すビジョンは2つあります。1つは、国内の出生率を上げること。もう1つは、発展途上国における乳幼児の死亡率の低下です。海外にも影響力を持てるようになるために、まずは国内でブランドの確立を目指します。その第一歩として、理念に共感し、目指すゴールに共感してくれる仲間を増やしていきます」



現在、分院展開と、さらにアジア圏への展開も視野に入れ、医師の採用強化に取り組んでいる。「開業したいが経営に不安がある」という医師を一度雇用した後、経営者としての資質を見た上で医院の経営を一任する「クリニック無料譲渡」の仕組みを整備。一方、小児科に限定せず、フランチャイズ形式での開業支援も行っている。これを利用すれば、従来の10分の1の初期費用で開業が可能。有明こどもクリニックがこれまで積み上げてきたモデルを活用してもらうことで、一緒に成功する仲間を増やしていきたいと考えている。

「今後も『笑顔で安心して出産や子育てができる社会を創る』という理念の実現を目指して、新たな地域への展開をはじめ、医療サービス以外のサポート事業の可能性も探っていきます」



小暮 裕之さんの著書





リスナーの目線

医師という上の立場から見るのではなく、子どもやその親御さん、スタッフさんにしっかり目線を合わせる――そんな姿勢を実感しました。「うちのクリニックは、私のものではなくみんなのもの」と断言する小暮理事長。書籍出版にあたり、看護師、医療事務、総務など複数のスタッフさんにも取材させていただきましたが、「任されることで主体的に取り組めるようになった」と語る皆さんの生き生きとした表情が印象的でした。

インタビュー・編集/青木典子 、藤巻 史

Profile

2003年、獨協医科大学卒業後、総合病院国保旭中央病院に臨床研修医として勤務。2005年より国立成育医療研究センター総合診療部レジデント。2008年、総合病院国保旭中央病院に戻り、小児科医を務める。2009年、同院の主任医員、国立成育医療研究センター 放射線診療部放射線診断科の臨床研究員を併任。2010年、有明こどもクリニック有明院を開業し、2016年に豊洲院、2018年には勝どき院を開業。「笑顔で安心して出産や子育てができる社会を創る」を理念として、多院展開を図っている。

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