
一人ではできないことを、チームで実現させるスイミー経営
株式会社マケレボ
第5営業部 第二エリア スーパーバイザー
中城 広紀 / Hiroki Nakajo
「目標を追いかけて、それを達成する喜びを感じられる仕事がしたいと思ったんです」
中城広紀は28歳のとき、銀行を辞めてマケレボに入社した。
「自分の働きが評価される喜び」を知ったのは中学時代。通っていた学習塾で、授業後に掃除を手伝うと、尊敬する塾長にほめられ、ジュースをもらえたのがうれしかった。また大学時代、大阪・北新地のバーで働いていた頃には、売上目標を掲げて達成するやりがいを味わった。
しかし、前職の銀行での担当業務は問い合わせへの対応が中心。「受け身」で業務をこなす日々に、中城は物足りなさを感じるようになる。新しい可能性を探りたくなり、退職。転職先が決まるまでの「つなぎ」としてアルバイトを始めたのがマケレボだった。
電話で営業を行う「テレマーケティング」は、まさに中城が望んだとおり、目標数字を追う仕事だった。
「毎日すごく楽しかったです。成果を挙げさえすれば、やり方は自由。すべて任せてもらえる。僕はトップの成績を収めている先輩に教えを請い、一緒にランチをとりながらアドバイスを受けました。質問や相談をすれば、皆さん快く応じてくれるんです」
先輩からの学びを実践し、業績を伸ばすと、入社半年にしてアルバイトリーダーに昇格。さらにその半年後には社員登用の打診を受けた。
マケレボでは、業績に応じて1カ月単位で時給が見直される。社員になる直前の中城の月収は、アルバイトを始めた当初から倍に増えていた。
数字を追うやりがいがあり、成果を挙げれば正当に評価され、報酬や待遇に反映される。しかもギスギスした競争意識はなく、お互いの成長のために協力し合う――そんなマケレボの風土に魅力を感じた中城は、社員としての入社を承諾。正社員になると同時に、SV(スーパーバイザー)に就任した。
中城への評価は、「目標数字の達成」という実績だけではないようだ。
「子どもの頃からちょけて(※ちょける=ふざける・おどけるの関西弁)、よく怒られていた」という中城。今も、引き締めるべき場面では締めつつ、普段はちょけて、チームメンバーが楽しく働ける雰囲気をつくっている。ゲーム感覚で目標を追えるように、景品付きのキャンペーンを仕掛けることも。上司からは「中城チームは空気がいい」と言われる。
「以前は自分の目標だけを考えていましたが、今は部下が目標を達成し、インセンティブを獲得したり時給が上がったりすることが一番の喜び。個々の強み・弱みを分析し、改善策をアドバイスし、それが成果につながるのが何よりうれしいです」
中城はSV就任から半年後、逆境に立たされた。コロナ禍による環境の激変だ。「本当につらかった」と振り返るこの時期、チームメンバーに助けられたという。
期末まで残り3日、チームの目標数字が足りない状況で中城が追い詰められていたとき、個人目標をすでに達成したメンバー2人が「どうしてもチームみんなで達成したい」と語り、気を緩めることなく営業に取り組んでくれた。
そんなメンバーに刺激を受け、「前を向こう!」と突き進んだ結果、大口契約を獲得。奇跡的にチーム目標を達成し、メンバー全員で涙を流して喜んだ。
チームメンバーだけではない。他部署の社員までもが自身は未達に終わったにもかかわらず、中城の達成を泣いて喜んでくれた。その人から言われた、「お前があきらめない姿を見て、『そらチームもあきらめへんわな』と思った。チーム全員が一丸となっていてうらやましい」という言葉が、今も耳に残る。
その後、中城は2021年下半期の業績でSV部門1位を獲得。事業部長賞を受賞した。
「目標達成の喜びを求めて入社しましたが、今はそれをチームのみんなで共有できています。より多くのメンバーと共有するためにも、さらに上のポジションへのステップアップを目指します。マケレボなら、それを実現できるチャンスと風土がありますから」
公開日:2022年4月5日
インタビュー・執筆:青木典子/編集:佐々木久枝
撮影:石本文子
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