
真面目におもしろいことをしよう!企業のビジネスが輝くような“世界観(ストーリー)”を世に展開し、顧客とのコミュニケーションを力強く後押しする
リスナーズ株式会社
マーケティングG インターン
若松 現 / Gen Wakamatsu
慶應義塾大学経済学部に通う傍ら、リスナーズでインターンとして働いている若松現。コロナ禍によるオンライン授業が主体だった昨年は、なかなか大学生活を楽しむことができず、苦しい1年を過ごした。一方でリスナーズでの活動については、「インプットの機会がたくさんある」と笑顔を見せる。
若松が担っている業務は大きく分けて3つ。メインで手がけているのは、Web版「LISTEN」の画面構成を整えたり、SNSボタンを設置したりするサイト管理だ。2つ目はリスナーズがさまざまな団体や組織と協同して開催するイベントのレポート執筆。3つ目が「LISTEN」の認知拡大を目的とするマーケティングや戦略立案。
リスナーズにジョインした当初は、営業スキルを習得できるようセールスを希望していた若松だが、現在はマーケティングに興味を抱いている。
「仕事というのは、『好き』と『得意分野』の重なる領域で就くことがベストだと思っています。自分の場合、商業や経済活動を学ぶことが好きで、物事の枠組みを構築したり、仕組みを分析したりすることが得意です。いずれも活かせる分野はマーケティングじゃないかと考えるようになり、リスナーズでも少しずつマーケティングに関連する仕事をさせてもらうようにしています」
若松の担当業務の一つであるレポート執筆でも刺激を受ける場面は多い。アジアやアフリカなどの海外で起業し、紆余曲折を乗り越えた経営者が登壇するイベントでは、若松が経験したことのない、未知なるビジネスの話を聞くことができ視野の広がりを実感できる。あらゆる事業の形を創造するきっかけにもなるという。
兵庫県芦屋市で育った若松。水泳や陸上などのスポーツに打ち込みながら、勉強にも励む学生時代を送った。小学生までは国語の読解力で高い評価を得ていたが、理数教育に力を入れている関西名門の私立中学に進学後は、徐々に数学的な思考力が養われていった。
コミュニケーションの在り方について考え始めたのもこの頃だ。周りにいる同級生は皆優秀だったが、中には「勉強ができればそれでよし」という偏った考えの持ち主や、他人の話をなかなか聞き入れない人もいた。「相手を尊重するコミュニケーションを大切にするべきでは」という思いが、若松の中で大きくなっていった。
大学1年生になると、若松は就活イベントやビジネスセミナーへ積極的に参加するようになった。その理由を次のように話す。
「ビジネスの世界はスポーツの世界と同じで、実力がすべてだと思います。年齢は関係ありません。でも経験値では圧倒的に年上の方が勝っている。そこで、彼らが何を考え、どう行動しているのかをまずは知っておくべきだと思い、さまざまなイベントに足を運びました。少しでも知見を深めて、社会でもまれてきた方々と同じ土俵に立つ準備を整えておきたかったのです」
リスナーズの代表である垣畑と出会ったのも、ビジネスセミナーで知り合った人物からの紹介だった。もともとは、若松が所属している新聞サークルが発行する、学生新聞の広告枠にリスナーズを掲載してもらうはずだった。しかし、いざ会うと、その話には一切触れないまま、垣畑からさまざまな質問を投げかけられることに。
「まさに『LISTEN』されました(笑)。スピーカータイプの経営者が多い中で、常に聞き手に回る垣畑さんは珍しいタイプ。初対面でも緊張せずに話をすることができましたし、すごく親しみを感じる社長という印象でした。この縁を逃してはいけないと思っていたら、垣畑さんの方から声をかけてくださったんです」
インターンを雇う気はなかった垣畑だが、若松のビジョンやパーソナリティーを知り、「一緒に働こう」とスカウト。若松にとって大きなターニングポイントが訪れた。
リスナーズでインターンをする上で最も身に付けたいのは「聴く姿勢」だと若松は話す。
「僕たちはSNSとともに育ってきた世代です。発信ツールが常に身近にあったことで、自分が論じることばかりに夢中になり、相手が話す内容の本質にまったく目を向けていないケースが少なくありません。それはコミュニケーションの形としておかしいのではないか、とずっと疑問に感じていました。そんなときにリスナーズと出合ったんです。聴く側の心構えやノウハウをここで学びたいと思っています」
10代から起業意欲を持っていた若松ではあるが、まだ明確なプランも理想のスタイルも定まってはいない。大学卒業後は企業に就職し、一社会人として胆力を鍛え上げながらステップアップしていくことが目下の目標だ。
「いずれは日本を元気にできる存在になりたいです。日本市場はまだまだセールス重視ですが、今後マーケティングの思考力を突き詰めてコンサルティングやアドバイザーという立ち位置で企業を動かすお手伝いができたら幸せですね。その第一歩として、今はリスナーズを通じて『聴く力』を養い、コミュニケーションスキルを磨いていきたいです」
インタビュー・執筆:堤真友子/編集:佐々木久枝
撮影:新見和美
真面目におもしろいことをしよう!企業のビジネスが輝くような“世界観(ストーリー)”を世に展開し、顧客とのコミュニケーションを力強く後押しする
フリーランスを活用する企業のリアルな声を、事業開発に活かす新しい営業職
2年間で4つの新規事業を担当。「ゼロから創る」へのチャレンジを続ける
自らの成功法則を惜しみなく伝え 結果の出せる営業部隊を創造する
タグ