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ストーリー代表・CEO

人と人、企業と企業、 想いと想いの縁を結び、 価値ある「ケミストリー」 を生み出す

代表_morich

NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」
出演のカリスマ転職エージェント

「パラレルキャリア」を実践。
採用・転職支援の枠を越えて
企業や社会の課題解決に取り組む。

株式会社morich
代表取締役/オールラウンダーエージェント
森本 千賀子 / Chikako Morimoto

「縁結び」をミッションとし、「本気スイッチ」は常にON!

「幸せの赤いモリチ」。

株式会社morich代表取締役・森本千賀子のキャッチフレーズである。

森本の「モリ」と千賀子の「チ」から、「モリチ」の愛称で呼ばれる森本。そのままアルファベットにすればmorichiだが、「ch」で終わるのは「Channel」の意を込めているためだ。Channelとは「水路」「運河」。古代からChannelによって水や物資が運ばれ、人々は豊かな生活を手に入れ、文明が栄えてきた。それと同じように、「モリチ(Channel)」を通じて人々の縁を紡ぎ、情報をつなげ、成長・繁栄させていきたいというのが森本の願いだ。

「転職エージェント」を起点とする森本がつなげるのは、「人材を求める企業×やりがいある仕事を求める求職者」ほか、「優れた商品・サービス・ソリューションを持つ企業や人×それを活用したい企業や人」「真のビジネスパートナーを求める企業・人同士」などの縁。双方の価値観やこだわりを理解した上で、相性を見極め、最適なマッチングを行う。

「最終形は『想いと想い』を紡ぐこと。幸せの赤い糸ならぬ『幸せの赤いモリチ』として縁結び役を務めることをミッションとしています。『オールラウンダー(全方位型)エージェント』が、私が目指す姿です」

森本は新卒でリクルートキャリア(当時:リクルート人材センター)に入社。企業への人材採用コンサルティング、採用活動支援を行う営業職として、入社1年目から成績1位、全社MVPを獲得。以来20年以上、突出した業績を挙げ続け、MVPの常連となる。

2010年より、「経営幹部層」に特化した採用支援・キャリア支援を行うリクルートエグゼクティブエージェントに所属。2012年には、NHKのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル~仕事の流儀』に出演し、カリスマ転職エージェントとして注目を集めた。

リクルートエグゼクティブエージェントは2017年9月末に卒業したが、morichにて引き続き転職エージェント業務を手がけている。

プライベートでは、2人の男の子の母。親兄弟は遠方に住んでいるため日常の育児サポートを受けられず、夫もウイークデイはほぼ出張で不在…という環境の中、シッターサービスなどを利用してフルタイムで働き続けてきた。時間を効率的に使うため、「朝3時起き」を習慣化している。

休日もじっとしていることはない。子どものフットボールの試合や習い事、行事に付き添うほか、「内省」の時間としてジョギングをしたり、体力増強のためにトレーニングジムに通ったり。さらに、ママ友や地域の人々との交流の時間も大切にしている。

「なぜそんなに頑張れるの?」「なぜそんなに楽しそうに働けるの?」と聞かれることが多いという森本。その答えを一言に集約するとすれば「大義があるから」だという。

長男出産後、復職するために保育園に預けた日のことを今でも覚えている。「泣いてすがる我が子を振り払ってまで向き合う仕事って何なのか?何のために仕事をするのか?」を自問自答した。

もともと人材に関わる仕事を選んだのは、父の影響だった。小学生の頃に脱サラして起業した父は、経営者として『人材』の問題に悩まされていた。そんな父を応援する気持ちで、世の中小企業を支援したいと考えたのだ。その「大義」は今も胸に刻まれている。

「新人時代は成果を挙げられず落ち込んだこともありました。そんなとき、大好きな坂村真民さんの『本気』という詩のフレーズに出会ったんです。『本気になると世界が変わってくる。自分が変わってくる』――以来、この言葉が私の意識に根付いています。仕事もプライベートも、本気で取り組んでこそ充実する、どんどんおもしろく楽しくなっていく。本気にならないなんて、人生がもったいない!と思っています」

「本気」モードを維持できる原動力は「人とのかかわり。人とのご縁」だという。これまで出会った経営者、人事担当者は1000人以上。転職を成立させたのは2000件以上。毎年送る年賀状は、ビジネス関連の相手だけで4000枚を超える。

近年は講演活動も多く、幅広い層の聴講者との縁も広がっている。さまざまな人々の想いを汲み、心を通わせることが、森本のエンジンの点火材料となっている。

 

「この人にとって大切なのは?」。理念・価値観を見すえる

森本が求人企業と転職希望者のマッチングを行うとき、単にキャリアやスキル、年収などの条件で当てはめることはしない。「入社後、その人が生き生きと働けるか。本来の力を発揮して活躍できるか」をとことんイメージするのだ。

「その人が大切にしていること、価値観・仕事観を共有することに意識を集中しています。ともすると、ご本人は仕事に追われる中でそれらを忘れてしまっていることもある。だから、過去にさかのぼり、その人の価値観が形作られた原体験を探りに行くんです。例えば、学生時代にワクワクした経験、時間を忘れて夢中になったシチュエーション、そのとき周りにはどんな人がいてどう関わっていたのか――そんな質問を投げかけます。そのうちに心のトビラが開かれ、潜んでいた本音がどんどん出てくる。それらをふまえ、これからどうしたいか、どうなっていきたいかの将来ビジョンを、伴走しながら言語化します」

対話中、「こんな話、妻にさえしたことがなかった」と涙を流す人もいるという。

その人にとって本当に大切なことが浮かび上がったら、それを大切にして働ける企業やポジションの求人を探し、紹介する。ときに、「あの社長と合いそう」と直感すると、その会社から求人依頼を受けていなくても「会ってみませんか」と声をかけることも。そうして引き合わせると、イメージした通りすぐに意気投合したケースも少なくない。       

このように「理念」「価値観」を重視して多くのマッチングを手がけてきた森本。しかし、あるとき、自身の役割に限界を感じた。経営者からさまざまな相談を受けるが、自分がソリューションとして提供できるのは「管理職・幹部層の中途採用」のみ。しかし、その企業がビジョンを実現するためには、「今は中途採用より新卒採用のほうがいい」「採用より既存社員の教育に力を入れるべき」「まず制度・仕組みをつくり、組織を整えるのが先決」といった判断をすることも多い。それらをアドバイスするだけでなく、実行まで支援したいと考え、株式会社morichの立ち上げを決意した。

現在は、新卒採用・女性採用など独自の強みを持つ人材サービス会社、教育・研修会社、人事・組織コンサルティング会社、Webマーケティング会社、PR・ブランディング支援会社、CRM支援会社など、信頼できる複数のパートナー企業と提携。クライアント企業と「相性がいい」と判断した企業・人物を選んで紹介し、両者を結び付ける。

「両者のケミストリー(=人と人の化学反応)によって、人も企業も成長し、新しい価値が生み出されるかもしれない。それが世の中をよりよく変えていくかもしれない。そんな未来を創るプロセスに私が介在できたとしたら、こんなにうれしいことはないですね」

 

人生の幅が広がる「パラレルキャリア」を実践し、推奨したい

森本は人々の人生がよりよい方向に向かうためのメッセージ発信にも力を注いでいる。その一つが「パラレルキャリア」の推奨だ。パラレルキャリアとは、本業に従事しつつ、他の仕事を兼業したり、社会活動、非営利活動などに参加したりするスタイルを指す。

「副業」ではなく「複業」として、さらには「“福”業」という理想的な世界観の実現を目指し、多様な活動の場を持つことの意義を伝えていきたいと、森本は考えている。

「終身雇用が崩れ、仕事をAIやロボットに奪われていく時代、自分の存在価値を感じられる『居場所(サード・プレイス)』は複数あったほうがいい。会社で自信をなくしたときも、他に自分を受け入れ、必要としてくれる場があれば、ポジティブな気持ちを取り戻せるものです。特にワーキングマザーは、会社と家の往復の中で負の感情が生まれたとき、どちらかにぶつけてしまうことも。その点、サード・プレイスがあればメンタルのバランスが保てます。サード・プレイスは安心・安全の場であると同時に、変化・進化の場でもある。そんなパラレルキャリアの概念を広げるため、まずは私が実践していきます」

現在は「転職」「キャリア」ほか、「ワークライフバランス」「女性活躍推進」「地方創生(大都市から地方へのI・Uターン促進)」などをテーマに講演。子育ての新しい形に取り組むNPO法人の理事も務める。今後は、小・中・高・大学生と、早期からキャリアについて考える機会を提供したいと考えている。

また、脳科学にも興味を持ち、自分磨きやアンチエイジングには「ときめき」が大切という理論に共感。「婚活」「恋活」の支援にも取り組む。ほか、社外取締役や顧問など、経営者の相談役として「壁打ち」相手も務めていく。

「さまざまな顔を持つことで、活動範囲を広げ、もっと成長していきたい。『志事』を通じてこれからも新しい世界に出会い、多くの方々とご縁を紡ぐことが楽しみでなりません」

 

リスナーの目線

10年以上お付き合いさせていただいていますが、いつお会いしてもテンションが一定。よく笑い、目を輝かせて話す姿に引き込まれ、いつの間にかこちらもパワーが充填される感覚です。心から人を愛し、仕事を「志事」として向き合い、人とのご縁を大切にしていることが、言葉の一つひとつや表情からありありと伝わってくる。多くの経営者、転職希望者、聴講者が彼女に心を開くのも、深くうなずけます。

インタビュー・編集/青木典子 撮影/田中振一

Profile

1970年生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒業後、1993年にリクルート人材センター(現リクルートキャリア)入社。大手からベンチャーまで幅広い企業に対する人材戦略コンサルティング、採用支援、転職支援を手がける。入社1年目にして営業成績1位、全社MVPを受賞以来、受賞歴は30回超、常に高い業績を挙げ続けるスーパー営業ウーマン。現在は、主に経営幹部、管理職を対象とした採用支援、キャリア支援に取り組む。

2012年、2013年、2015年とNHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演。

また、放課後NPOアフタースクールや一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズの理事としてソーシャル活動にも注力。2017年3月、株式会社morichを設立し、さらに活動領域を広げる。

 (著書)

『社長が欲しい「人財!」 』大和書房

『No.1営業ウーマンの「朝3時起き」でトリプルハッピーに生きる本』幻冬舎

『HONKI SWITCH ON 本気になれば人生が変わる!』Nanaブックス

『女性管理職のFAQ 』朝日新聞出版

『1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣』日本実業出版社

『本気の転職パーフェクトガイド』新星出版社

『後悔しない社会人1年目の働き方』西東社

『35歳からの「人生を変える」転職』秀和システム

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