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ストーリー代表・CEO

MEO対策Webマーケティングツールで、日本人のQOLと店舗の課題を解決

最新ストーリー代表_ケイビーカンパニー株式会社

店舗・企業を検索する人たちが、「誤った情報」によって困らないように

北島 万乘 / Banjo Kitajima
ケイビーカンパニー株式会社
代表取締役社長

お店に足を運んでくれる人の「時間」「お金」「体験」を失わせない

企業や店舗は、通常、集客や売上アップの施策に力を注ぐ。しかし、「その手前で行うべき大切なことがある」と訴えるのが、Webマーケティングを手がけるケイビーカンパニー株式会社の代表・北島万乘だ。

「お店は集客を考える前に、『正しい情報を届ける』ことを意識する必要があると思います。人がお店に行こうと思った時に、Webで調べて営業時間を確認するけれど、実際に足を運んでみると閉まっていることがある。するとその人は、そこに行くまでの時間とお金、そして体験のすべてを失うことになる。この損失は、時にはお客様の人生すら左右することになる重大なものだと僕は思っています」

「営業時間外に行ってしまった」「道を間違えた」「目当てのものがなかった」――些細なミスでもその繰り返しにより、社会全体のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を下げてしまうと、北島は言う。

店舗側が正しい情報の発信をしっかり行えば、消費者は時間・お金・体験のロスを防げる。店舗側も消費者をがっかりさせずに済み、企業のブランドや店舗のファン離れを防げるだろう。

同社の主力サービスは「検索ドーンGYAX」。Web集客には欠かせないSEO(検索エンジン最適化)とMEO(マップエンジン最適化)への対策はもちろん、ユーザーがよく検索する「エリア名+○○(目的)」といったローカル検索でも高い効果を発揮する。

システムに登録された店舗情報を、検索エンジンなどの媒体へ自動掲載。音声検索対策ページの作成、HPの情報を検索エンジンに読み取ってもらいやすくするための構造化対策、Google口コミの分析機能などを備え、集客アップにつなげる。

「集客アップも大切ですが、最も実現したいのは『情報の一元管理をすることにより、消費者が誤った情報に触れにくくなる』ということなんです」

ケイビーカンパニーは、自社のパーパスを「リアルロケーションを強くすることでより良い社会を創る」と定めている。その言葉には、リアル店舗の情報発信力を高めることで社会に貢献したいという強い想いが込められている。

消費者に正しい最新情報を届けるためには、店舗側は休業日・営業時間・商品・サービス内容などに変更が生じた場合、HP・SNSをはじめ、あらゆる情報発信ツールの記載内容を更新しなければならない。これを現場で対応するとなると手間がかかり、スタッフも疲弊してしまう。「検索ドーンGYAX」を活用することで、国内35、グローバルで約170の検索エンジン・メディアに対して一括で情報発信ができるようになる。

「消費者一人ひとり、調べ方が異なります。Googleマップで調べる人、SNSから情報を得る人、検索エンジンを使う人。検索エンジンもGoogleやBing、最近ではDuckDuckGoなどさまざまです。だから情報を統一し、消費者が何を使って調べても最新の正しい情報を得られるようにすることが重要です。『検索ドーン』なら、店舗側は情報発信の手間を最小限に抑えられるので、現場の方々にも喜んでいただいていますし、昨今のインバウンド需要の取り込みにも効果を発揮します」

北島が強く共感しているのが、米アップル創業者、故スティーブ・ジョブズのエピソードだ。Macが発売されたばかりの頃、ジョブズ氏がエンジニアに「起動を10秒速くしろ」と指示したという逸話がある。「Macユーザーが500万人になり、1日1回起動すると仮定して、起動時間を10秒短縮すれば1日で5,000万秒短縮できる。1年なら人間の寿命の何百倍にもなる。10秒起動が速くなれば何十人もの命を救えるんだ」と。実際、それから2~3カ月で起動時間の10秒短縮が実現した。

「Macの起動スピードが本当に人命を救ったのかどうかは分かりませんが……少なくとも人々の時間は節減されています。僕はお店が提供する情報も同じくらい価値があると考えています。一つひとつは大した情報ではなくても、積もりに積もれば世界80億人のQOLに大きな影響を与えるでしょう」

息子を悲しませた体験が、事業にかける信念を生んだ

北島がWebマーケティング事業にたどり着くまでには、さまざまな紆余曲折を経てきた。大阪府岸和田市に生まれ、9歳で父が他界し、母子家庭に。教育熱心な母親のもと、中学・高校と私立の名門進学校に進むが、ミュージシャンを目指し高校1年で中退した。

単身アメリカに渡り、ニューヨークとニューオーリンズでホームレス生活を送りながらストリートミュージシャンとして活動した。

「滞在期限があることを知らず、不法滞在で逮捕・収監。知人のミュージシャンに助けられる、という希少な体験もしました」

帰国後、バンドを結成すると、メジャーデビューが決定。ところが、所属事務所社長にサイドビジネスをとがめられ、デビュー直前に解雇されてしまう。バンドを脱退し、半年間引きこもった後は、複数の職を転々とした。サービス業関連のPRの仕事で大きな集客成果を挙げたほか、飲食店を経営したことも。その後、遊技機販売会社で10カ月勤務し、25歳の時に独立して立ち上げたのがケイビーカンパニーだ。中古遊技機の卸売りからスタートし、10年で年商30億円規模へと成長させた。

しかし、法改正により市場が縮小へ向かうことを予測し、業種転換を決意。2015年、ショートメッセージを利用した広告配信サービス「メールドーン」をリリースした。

Webマーケティング事業に乗り出した当初は「これから成長するマーケット」という感覚だった。しかし、ある出来事が現在の事業理念にこだわりを持つきっかけとなる。

離婚した妻と暮らす幼稚園児の息子と久しぶりに再会し、「ゾウに乗れる動物園に行きたい」という息子の願いを叶えるため、飛行機で関西から関東へ。空港でレンタカーを借り、近隣のホテルに前泊。翌朝6時に起きて、開園時間と同時に動物園に着くと「臨時休園」の看板が掲げられていた。

「泣きじゃくる息子に『ごめんな』としか言えなくて。この時、僕は3つのものを失ったんです。お金、時間、そして絶対に失いたくなかった『子どもからの信頼』。HPや電話で事前確認すればよかった、と言われれば確かにそうです。でも、僕が検索してたまたま見たサイトの情報で、開園しているものと認識してしまっていた。こんなことは、日常でもよく起こっていると思います」

息子はゾウが嫌いになってしまった。この時の思い出は大人になっても消えないかもしれない。それほどのインパクトだった。

「もしこれがカップルだったら」と想像してみる。ケンカになったり、相手に失望したりして、別れるきっかけになる可能性もあるだろう。あらゆる行動をWeb検索で得た情報をもとに決める時代。検索結果が実際の情報と異なっていて、困った経験をした人は多いのではないだろうか、もしかすると人生を左右するほどのダメージを受けた人もいるかもしれない――。「企業や店舗は絶対に情報をきっちりと伝えなくてはならない」という信条が、この時北島の心に刻まれた。

数字よりも「人」を大切に、「幸せに生きられる世界」を創りたい

現在はサービスラインナップが拡大し、インスタグラムを活用した認知拡大ツール「インスタドーン」、セグメント型広告の「WiFiドーン」、人材募集において応募を増やす「採用ドーン」などを展開している。

「Webマーケティングをひたすら科学し、見えてきたものをお客様にインストールしています。僕が商談をする時は、『うちのツールを使わなくてもいいから、これとこれはぜひやるべきです』と話すこともあります。メンバーたちにも『契約を目指すのではなく、まずはこちらから情報・知恵を渡し、判断してもらおう』と伝えています」

店舗のデータを解析する技術開発も進行中だ。平均的な店舗の売上高を膨大なデータベースから試算。そこから回転率・稼働率・仕入れ・人件費・家賃などについて、地域や業種ごとに標準値を作成。こうして「店舗スコア」を出すことで、新規出店やM&Aなどの判断もサポートできるようにする。

また、広告のローカライズも進めている。例えば「○○ホテルに宿泊している人たちに向けて情報を発信する」といった手法の開発だ。将来的には、国際金融資本といかにして戦うかという課題も見据えており、構想を巡らせている。

「広告にしても経営にしても、よりローカライズしていく必要があると感じています。それを実現できれば、GAFAなどの巨大グローバル企業に支配されることもないでしょう」

Facebookの「いいね」やインスタグラムのフォロワーなど、数字に落とし込まれる社会に対し、北島は疑問を抱いている。

「数字、そしてお金に追われているかぎり、企業経営者は幸せじゃないと思うんです。数字より、もっと『人』にフィーチャーした方がいいと感じています。何をしたら幸せなのか、どんな状態なら幸せでいられるのか。僕らもその観点を大切に、Webマーケティングのあり方を進化させていきます」

公開日:2022年12月23日

Profile

1982年、大阪府岸和田市出身。父親が9歳で他界し、母子家庭で育つ。高校中退後、17歳で単身渡米し、ホームレスのストリートミュージシャンとして生活。帰国後、バンドを結成しメジャーデビューが決定するも、デビュー直前に脱退。複数のアルバイト、ヤフオク生活、会社員経験などを経て、25歳でケイビーカンパニー株式会社を創業。当初は遊技機の卸売業として事業をスタートし、Webマーケティング事業へ転換。
2019年にバンド「ノッペルガードーン」を結成。1男2女の父。
座右の銘/万物は共通する、賢者は愚者からも学び愚者は賢者からも学べず、 DO!DO!DO!

Contact
大阪府大阪市浪速区大国1丁目3番19号 KBビル

Credit

インタビュー:垣畑光哉/執筆:青木典子/編集:佐々木沙枝
撮影:正畑綾子

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