
病院を飛び出した理学療法士が鳥取県でつくる「つながり」
株式会社サーキュレーション
プロシェアリング本部 中四国支社 リーダーコンサルタント
高瀬 敦史 / Atsushi Takase
サーキュレーションは、経営課題を抱える企業と高い専門性を有するプロ人材を繋ぐ「プロシェアリング」事業を展開しています。私はコンサルタントとして、担当企業の経営課題を把握し、解決に向けたプロジェクトの要件定義を行います。その上で、最適な経験と知見を持つプロ人材とのプロジェクトをご提案します。
プロ人材を紹介してそれで終わり、ではなく、プロジェクトマネジメントの支援を行うPMOとしても参加し、コミュニケーションの円滑化、発生しうるリスクへの事前対策、プロジェクトオーナーである経営者への進捗報告なども行います。課題解決までお客様に伴走するのがサーキュレーションのコンサルティングの特長です。
経営者と直接お話しし、適切な提案をすることが求められる難しい仕事ですが、能動的に学ぶ姿勢さえあれば若いうちからどんどん成長できる環境だと思います。
心がけているのは「挑戦すること」です。もともと人より不器用で、指1本でパソコンをタイピングするような新入社員でした。敬語が上手く使えずテレアポも大苦戦。でもサーキュレーションには100回転んでも101回起こしてくれる上司や仲間がいて、手を挙げる人に挑戦の機会を与えてくれます。私は今、中四国支社のリーダーを務めていますが、それも支社の立ち上げの話があった時に「関わりたい」と立候補したことがきっかけでした。
そして私が大切にしているのは「仕事を楽しむこと」。自分だけでなく、誰もが仕事を楽しんでほしい。そう思うようになったきっかけは、父です。ラーメン屋を経営していた父は、帰宅するとよく「今日のお客さんがな」と生き生きと仕事の話をしてくれました。しかし経営難で店を畳み、大手企業に転職することに。その後は楽しそうに働く父の姿はなく、家族もどこか暗くなっていきました。仕事が楽しめるかどうかは、その人にとっても、家族にとっても大きな影響を与えるのだと強く感じました。それが「働く人とその家族が笑顔になるような社会にしたい」という私の願いを生んだ原体験です。
私は、2019年4月に新卒でサーキュレーションにジョインしました。
サーキュレーションを知ったきっかけは、就職活動中、ある会社の採用担当の方に紹介されたことでした。説明会に行ってみて、「あ、ここだ」と直感したんです。
働いている人たちが会社のビジョン「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」に共感し、その上でそれぞれ理想を持っている素敵な人ばかり。私もまた「楽しく仕事をする人を増やす」という目標を大切にしながら、ここで一緒に走りたいと思ったのです。
入社後、家族で営む靴下の商社を担当しました。最初、「働くことが楽しくない」とおっしゃっていた後継ぎの娘さん。その娘さんは、若者向け靴下の新商品開発プロジェクトでプロ人材と関わるようになってから、その熱意に触発されたのでしょう、モチベーションがぐんぐん上がっていき、最後には「仕事って楽しいね、高瀬さん」と言ってくれました。私が創りたい世界はこれだ、サーキュレーションに入ってよかった、と感じた瞬間でした。
人生を終えるまでに「『仕事を楽しむ方法』を科学したい」という夢があります。人それぞれ価値観は違いますから、同じやり方を押し付けるのではなく、その人に合った「仕事を楽しむ方法」を提案できないかと考えているんです。
直近の仕事では、中四国支社を大きくしていきたいですね。2022年1月時点では支社メンバーは3人ですが、個人的には数年後には10人にして四国エリアと中国エリアで拠点を分けていきたいと考えています。また、私たちのサービスは地方創生や産学官連携プロジェクトなどにもご活用いただけるはずなので、積極的に提案していきたいですね。
これからも挑戦は続きます。もちろん、私自身も仕事を楽しみながら、です。
公開日:2022年3月25日
インタビュー・執筆:中田達大/編集:勝木友紀子
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