LISTEN

TOP > ストーリー代表・CEO > 世の中の「不毛」をなくして、顧客に高品質なサービスを届ける
ストーリー代表・CEO

世の中の「不毛」をなくして、顧客に高品質なサービスを届ける

最新ストーリー代表_株式会社ユナイテッドリバーズ

「外注力」「運営力」で、「できる人」が気持ちよく働け、サービスの価値を最大化する環境を生み出す

沢辺 敦志 / Atsushi Sawabe
株式会社ユナイテッドリバーズ
代表取締役社長

Webマーケティングサービスをはじめ三つの事業を展開

法人向けの完全成果報酬型Webマーケティングサービス、個人向けの不動産売買仲介事業「イエフリ」、ペットケア事業「ワンオーラ(犬用はみがきジェル)」の三つの事業を展開する、株式会社ユナイテッドリバーズ。

2012年にWebマーケティング代行事業をスタートした同社は、Web集客に課題を抱える企業のSEO対策を主軸に、クライアントのWebサイトの上位表示と業績アップを手がけてきた。

2017年頃になると検索エンジンの進化により、従来のようなコストパフォーマンスでSEO対策をすることが困難に。当時ユナイテッドリバーズに相談に来る顧客は、新規事業を立ち上げるためにこれからWebサイトを作り込むといった、いわゆる後発組が多く、それまでと同じやり方ではSEO対策の効果が出ないと思われた。そこで同社では、一定の成果が出た場合に報酬が支払われる、完全成果報酬型のマーケティング代行事業に切り替えた。

代表取締役社長の沢辺敦志は、当時をこう振り返る。

「Webマーケティング事業の取引はもともと、受託が90%に対して成果報酬が10%でした。完全成果報酬型の事業を始めてから2年ほど経つと比率が逆転し、成果報酬のウエートが大きくなりました。これはうまく軌道に乗り始めたと思ったのですが、新型コロナウイルスが流行し始めた2020年春頃、状況が一変したのです」

同社の完全成果報酬型のクライアントは、それまで全体の7割を人材紹介会社、残り3割を不動産仲介会社などが占めていた。ところが、コロナ禍で企業の採用が止まってしまい、人材紹介会社からの受注が立ち消えになった。これが転機となり、ユナイテッドリバーズは不動産売買仲介事業とペットケア事業を手がけることになる。

「完全成果報酬型Webマーケティング事業で取引のあった不動産仲介会社が、人手が足りずに困っていたので、営業や接客業を巻き取ることにしました。不動産売買をしたい個人のお客様とメールや電話、LINEでやり取りをし、弊社と連携したフリーランスの宅地建物取引士が物件のお引渡しまで対応するようにしたところ、取引先の売上は2.4倍になり、サービスの品質も向上したと高評価をいただいたのです」

スタッフの中からも自社で不動産売買仲介事業をやってはどうかという声が挙がり、ノウハウを活かすことができると判断、2021年にユナイテッドリバーズ独自の不動産売買仲介サービス「イエフリ」を開始した。

また、コロナ禍により、人材紹介会社向けの営業担当スタッフの仕事も激減していた。その穴をどう埋めようかと考えていた時、スタッフが入社時に「ペット関連の事業をやりたい」と話していたことを思い出す。そこで、成果報酬型で犬用のはみがきジェルの受託販売を始めてみた。自宅で犬を飼っているスタッフが実際に製品を試し、Webで体験談を発信すると、順調に売上が伸び始めた。

「良い品物さえあれば売れる」。手応えをつかんだ沢辺は、受託ではなく自社で商品を開発し、販売しようと考えた。ペットケア用品を製造するメーカーに依頼して犬用はみがきジェル「ワンオーラ」を開発し、自社事業として取り組み始めた。

不毛をなくすことは、顧客に寄り添うこと

「不毛をなくし、お客様・取引先・スタッフの喜びを近道で実現する」。これがユナイテッドリバーズのパーパスだ。

例えば不動産売買において、「物件を隠す」行為が横行しているという。「家を売りたい」と不動産仲介会社に依頼があった場合、依頼日から数日間だけは依頼された会社でのみ仲介することができるが、その期間が過ぎれば全国のどの不動産仲介会社でも取扱いが可能になると、不動産取引に関連する法律によって定められている。

本来、不動産を買いたいと希望する人が現れたら、どの不動産仲介会社でも仲介が可能なはずだが、中には残念ながら、自社でのみ取引できるよう、他社からの照会に応じないなど、物件を隠す業者も存在する。自社の利益を売主の利益より優先させる行為は違法とも言え、不毛な行いだ。

「世の中からそんな「不毛」をなくすことで、顧客の喜びに貢献したいと私は考えます」

前職でマーケティングを担当していた際や、Webマーケティング代行事業を行っていた当時、どこにも実績がない施策を提案すると、延々とシミュレーションをしたり、リスクの説明をしたりしなければならないことを不毛に感じていた。クライアント側の予算で施策を実施する以上、慎重に検討せざるをえないが、出しようのない数値を出そうとしても机上の空論になってしまう。

こうした「不毛」に感じる作業の負担やクライアント側の調整・検討の負担をなくすために、お金や制作・開発の工数などのリスクも含めた、完全成果報酬型に舵を切った。

「不毛な作業ややり取りは時間を奪われるだけでなく、同じところをグルグルと回り続けているような、進歩のなさを感じます。『不毛をなくしたい』という想いは、少しでも早く課題解決を進めたいという、お客様に寄り添う気持ちの表れでもあるのです」

完全成果報酬型に転向してからはスピード感をもって仕事ができるようになり、スタッフ全員、空いた時間でできることも増えた。不毛に感じる作業がなくなり、ストレスも軽減したと沢辺は話す。

能力の高い人がストレスなく働ける環境を構築

「ユナイテッドリバーズでは、「外注力」「運営力」といった強みをもって、パーパスの実現を目指しています。その一例が、業務の自動化です。不動産事業を立ち上げた際には、営業スタッフに業務が集中しないよう、仕組み化・システム構築を行いました」

不動産仲介業界の現場では営業が一人で物件を担当していることが多く、「担当者が火曜・水曜休みのため、物件が売れているのかどうか分からない」といった状態が頻発する。イエフリのサービスは年中無休だが、営業スタッフが無理をしているわけではない。

営業担当だけでなく、営業担当の宅建士、受付担当の宅建士、受付担当のFPなどが、最初からチームを組んでお客様に対応できる体制を整えているのだ。自社システムも使ってチームで情報を共有、担当が休みでもスムーズにお客様やお預かりした物件の状況が分かるような仕組みを作り上げている。

また、不動産仲介会社では従来、インターネットに掲載する物件情報について仲介営業の担当者が自分で調べたり、写真を撮ったりしていたため、仕事量が膨大になっていた。商談が得意でも事務作業が苦手な営業担当は、それによって成績が下がってしまうことがある。

ユナイテッドリバーズでは営業担当が営業の仕事に集中できるようオペレーションを切り分け、物件の写真は自社で採用した建物専門のカメラマンに任せるなど「餅は餅屋」の体制を整えている。強みである分野に集中し、能力の高い人がストレスなく働けるようにしているのだ。

「かゆいところに手が届くシステムを作って、お互いに負担にならない範囲でやさしくパスを出す。それが私たちの『外注力』『運営力』です」

同社では、宅建士などのフリーランス人材が活躍している。フリーランスへの発注は、いわゆる「丸投げ」になりがちだが、そんなパスの出し方は沢辺のポリシーに反する。優秀なフリーランス人材と長く取引を続けられるよう、理不尽な発注はしない。

「フリーランスの宅建士と受付スタッフが共に業務に取り組む中で、当初はお互いの仕事の頼み方についてストレスを感じることもありました。しかし、一緒にやっていくうちに、どちらも巧いパスが出せるようになったと実感しています」

パフォーマンスの高い人たちが気持ちよく働ければ、サービスの品質も向上する。結果的に、顧客への貢献になる。宅建士には価格交渉や物件調査、書類作成といった本来の業務に集中してもらい、受付スタッフ側が物件検索・確認やスケジュール調整を担当している。それぞれが強みを発揮できる業務に集中することで、顧客にストレスを感じさせない、高品質なサービスの提供が可能になる。

スタッフそれぞれが外注力を活かして活躍できる会社に

ユナイテッドリバーズの未来に向けて、沢辺は三つの展望を描く。

一つ目は、既存の事業やサービスを伸ばし、バイアウトすること。不動産売買仲介事業もペットケア事業も、まだまだ改良の余地がある。不動産業界はアナログで進められる業務が多く、業務効率化はこれからだ。物件の売り方も、「買いたい人」に情報が届くよう、より効果的な方法を探っている。犬用はみがきジェルに関しても、ペットと飼い主が安心・満足して利用できるよう商品改良を進めているところだ。

そして、サービスや商品の品質をこれ以上ないところまで引き上げた後、さらに伸ばしてくれる企業へ売却しようと考えている。

二つ目は、投資活動。今後成長が見込まれる分野の事業にエンジェル投資家として投資を行い、社会に貢献したいと沢辺は話す。すでに知育玩具関連の事業をしている会社などに投資をしているが、今後はより多くの企業に投資をし、マーケティングをサポートするなどして投資先のビジネスを伸ばしていく方針だ。

「投資家として社会貢献するためには、自社の事業にもドライブをかけていく必要があります。まずは自分で作ったビジネスを成長させて、バイアウトするまでの実績を積み上げたい。そのうえで伸びしろのある企業に出資をし、協力して、一緒にビジネスを伸ばしていけたらと考えています」

三つ目として挙げるのは、スタッフそれぞれが好きなことで活躍できる環境を作ること。現在ペットケア事業「ワンオーラ」を手がけているスタッフは、飼い主がオリジナルの愛犬グッズを作れるサービスを作り始めた。パートナーの宅建士の一人は、賃貸物件の原状回復に関する事業で会社を立ち上げる。Web開発を依頼していた大学生のパートナーは、卒業後に大手企業に所属しながら起業する道を選んだ。

「スタッフたちが私なり、会社なりを利用して、好きな道で活躍してくれることを期待しています。その過程で外注力を活かして、世の中の不毛をなくしていってくれると信じています」

公開日:2022年12月23日

Profile

1985年11月4日、千葉県生まれ。2008年、早稲田大学政治経済学部卒業後、株式会社LIFULLに4年間在籍。HOME’S引越し見積もりの事業責任者として、事業開発・Webマーケティング全般を行う。
2010年より、同社の代表取締役。SEO対策専業で7年間活動の後、完全成果報酬Webマーケティング代行を行う。2021年、宅地建物取引免許を取得し、仲介手数料最大無料の不動産売買仲介サービス「イエフリ」、ヒューマングレードの犬用歯みがきジェル「ワンオーラ」を始める。

Contact
東京都千代田区岩本町2-13-6 ミツボシ第三ビル502

Credit

インタビュー:高崎美智子/執筆:宮原智子/編集:勝木友紀子
撮影:田中振一

関連キーワード

最新ストーリー 代表_株式会社ユナイテッドリバーズ

「いいね!」
最新情報をお届け

関連ストーリー

タグ

人 (753) 最新ストーリー (48) WAOJE Tokyo (35) メンバー_WAOJE Tokyo (24) 社員_マケレボ (21) メンバー_渋谷キューズ (20) 社員_アイドマ・ホールディングス (18) 社員_インフォマート (18) KGF (17) 社員_秋葉牧場 (14) パートナー_リスナーズ株式会社 (14) 社員_ペー・ジェー・セー・デー・ジャパン(P.G.C.D.JAPAN) (12) 社員_メディケアー (11) 社員_カスタマーリレーションテレマーケティング (11) メンバー_WAOJE Tokyo(団体表示用) (11) 社員_アセットガーディアン (9) ピックアップ (9) WAOJE Tokyo_イベント (9) 01 社員ストーリー (8) WAOJE Tokyo 理事・委員 (8) 社員_ダーウィンホールディングス (7) 社員_PMG (7) 社員_プリマベーラ (6) 社員_プルデンシャル生命保険 (6) 社員_ワークスイッチコンサルティング (6) 企業_イクリエ (6) 価値観1 (5) 社員_SB C&S株式会社 (5) 社員_D&I (5) 社員_いろはにぽぺと (5) 社員_識学 (5) 社員_ブルーコンシャス (5) 代表_セカンドマインド (5) 社員_ピープルズコネクト (5) 女性起業家特集 (5) 卒業特集 (5) 入社式特集 (5) 新入社員特集 (5) 沖縄特集 (5) 代表_ダーウィンホールディングス (4) 社員_ジブラルタ生命保険 (4) 社員_シーアールエス (4) 社員_Surpass (4) 社員_シーエスコミュニケーション (4) 社員_ブリス・デリ&マーケティング (4) 社員_日本ファイナンシャルプランニング株式会社 (4) ゴルフ特集 (4) 01 レビュー (3) 社員_フラー (3) 社員_メディカルネット (3)

カテゴリ

ピックアップストーリー