
真面目におもしろいことをしよう!企業のビジネスが輝くような“世界観(ストーリー)”を世に展開し、顧客とのコミュニケーションを力強く後押しする
株式会社ゆうしん
統括マネージャー
山根 麻大 / Asahiro Yamane
スポーツによるケガは選手生命を左右する。整骨・鍼灸などの治療院を展開する株式会社ゆうしんで統括マネージャーを務める山根麻大も、かつてケガに悩んだ一人だ。
関西出身だが、単身で長野に移り住み、高校時代から19歳までスキー競技を続けた。
スポンサーも付き、セミプロとして活躍したが、競技中に膝の靭帯を負傷。それでもオリンピックを目指すと決意した山根を、「悔いが残らない選手人生を送れるように」と導いてくれたのが、医師や理学療法士、スポーツトレーナーなどの治療の専門家だった。
「孤独に競技と向き合っていた自分にとって、治療法の選択肢を提供し、親身になって支えてくれる専門家の存在は大きかった。彼らのアドバイスには、選手人生を左右するほどの影響力があると感じました」
「やり切った」という納得感とともに競技生活を終えた山根。これからはサポートされる側からサポートする側になろうと、スポーツトレーナーの養成校へ進む。ケガに悩んできた自分であれば選手の気持ちに寄り添えるし、治療の知識が活かせるはずだと思った。就職先としてゆうしんを選んだのは、確かなスキルが身に付くという確信を得たからだ。
「見学に行ったとき、代表の野中が面接ついでに身体を診てくれたんです。ケガの話は一切していないのに、『左足がうまく使えていない。膝を痛めたね』『こういう動きは苦手でしょ』と言い当てられて、すごいな、と。この人について勉強したいと思いました」
入社後は接骨院で施術を行いつつ、スポーツトレーナー部門の立ち上げも手がけた。6年目に分院長となり、エリアマネージャーを経て、現在は全院の統括を任されている。
ポジションが上がっていく中で、「大切にすることが変わっていった」と山根は言う。
「最初の頃は知識と技術を高め、発揮することばかり考えていました。でも、分院長になった頃、それだけでは患者さんに来てもらえないと実感したんです。それからは、患者さんが抱いている本当の気持ちを理解しようとするようになりました」
注視したのは患者さんの表情だ。スタッフと話している間は笑顔だった患者さんが、帰り支度をしているときには表情が曇っていることがある。そのギャップが大きいときは、「何か気になることがありますか?」などと声をかける。「実は…」と心にしまっていた不安が語られると、不安を解消して希望を持てるように、改めて治療方針を説明する。
現在、次世代のマネージャーを育成している山根が日頃からメンバーに伝えているのは「人に関心を持とう」ということ。患者さんに対しても、働く仲間や部下に対しても、だ。
「人から『承認されたい』という欲求は誰にでもあるもの。仕事をソツなくこなし、『あいつは放っておいても大丈夫』と思われるようなスタッフこそ、実は寂しさを感じていたりする。だからこそ、お互いに関心を向け合い、『見てくれている』という安心感を持って働ける風土であることが大切だと思っています」
同時にメンバーに伝えているのは、「努力の先に何が待っているのか」ということ。目の前の仕事をやり切ることで何が見えてくるのか、自身の体験を語っている。
「僕はこの仕事を続けてきて良かったと思っています。どんな努力や行動が成功につながったのかを伝え、スタッフが納得感と希望を持って仕事に取り組めるようにしたいですね」
インタビュー・編集:青木典子、武末明子/撮影:後藤敦司
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