
好奇心を持つことがお客様の楽しみに繋がる
リスナーズ株式会社
代表取締役CEO 垣畑光哉
上智大学
総合グローバル学部 1年 竹澤直賢
Q.まず初めに、現在の事業について説明をお願いします。
A.リスナーズという社名の通り、「人の話を聴く」を起点にメディアやコミュニケーションツールをつくる事業を行っています。LISTEN(リスン)については単なるメディアではなく、ストーリーで人と人がつながっていくデータベースプラットフォームを目指しています。
Q.この仕事を始めようと思ったきっかけはなんですか?
A.新卒で保険会社に入り、10年間マーケティングをやっていました。その経験をもとに独立したのですが、取材が仕事になったのは、保険を売る人たちのパーソナルブランディングをしようと思ったのがきっかけです。当時は新規事業でしたが、今では取材メインにシフトしています。
Q.どんな大学生活を送っていましたか?
A.大学入学時に遊び尽くそうと決めて、インカレサークルに所属していました。テニスをしたり、当時流行っていたディスコに通ったりしていました。中には顔パスで通れるようになったところもあって。そういうことを通して、大人の世界を学んでいきました。
Q.それから学んだことはありますか?
自分なりの処世術ですね。ナンパが得意な友達に比べたら、僕は奥手の部類だったんですが、友達がきっかけさえつくってくれたら、その先は任せてって感じで。社会人になってからも、テレアポや飛び込みは苦手でしたが、一度知り合った人をそれとなくその気にさせるのは自然とできましたね。今でも「知らないうちに契約してたよね」と言われることがあって、まさに若い時の経験が今も生きています。
Q.今の学生は起業する人が多くいるがどう思いますか?
A.インフラが整って、起業自体の敷居は低くなったと思います。でも、ビジネス(の成長)を考えるだけではなくて、もっと遠回りしてもいいと思います。会社に入ると、色んなことが学べるので。
Q.どんなことが学べましたか?
A.「ビジネスマンは決心することで給料を得ている」これは最初に入った保険会社の上司に言われた言葉です。これは今でも印象的で、心に残っていますね。
続いて、会社についての価値観も訪ねた。
Q.ベンチャーに入るメリットはなんだと思いますか?
A.ベンチャーと大手を分けること自体必要ないと思います。大手は大手の良い部分があるし、ベンチャーにもそれはある。個人が合うかどうかで決めれば良いと思います。
Q.つい先日、経団連によって就活ルールが撤廃されましたが、どう思いましたか?
A.就活がある種正しい形になると思います。でも、結局は大手のナビサイトあたりが実質的には新しいルールを生み出すような気もするし、実際にはルールみたいなものに従っていたい学生も多いはずなので、、ルールの主体が行政から民間に移るだけかもしれないですね。
Q.今後の目標を教えてください。
A.個人的には世界中に友達を作りたいです。他にも飲食店をやりたいなど色々、ありますが事業で言えば、今の仕事を広げていきたいです。「すべての人にストーリーを」が目標なので、一生涯を賭けられる仕事ですね。
今回の取材の中で、「学生はもっと遠回りをしても良いと思う。」という言葉が最も印象的だった。スキルは全て無駄にはならない、という社長の経験から滲み出た言葉を参考に今後も様々な分野に挑戦していきたいと思う。
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