
病院を飛び出した理学療法士が鳥取県でつくる「つながり」
北村優斗 / Yuto Kitamura
株式会社Gab
清走中事業部部長
2003年長野県生まれ。中学生の時、周囲の社会課題への関心の薄さに危機感を抱き、選挙演説中の政治家と議論を交わすなど学校外での活動を開始。 高校2年生でゴミ拾いの楽しさに魅了され、ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」を考案。地元企業の協賛やクラウドファンディングを活用し、累計2000人以上を動員。現在は、全国の企業・自治体と協働し全国展開している。NHK「おはよう日本」、日テレ系「24時間テレビ」などメディア出演多数。趣味は格闘技観戦。
大学を休学し、株式会社Gabにて清走中事業部部長を務めています。「清走中」とは、ゴミ拾いとゲーミフィケーションを融合したイベント。ゴミを拾うとポイントがたまったり、ミッションが追加されたりなど、ゲーム性のある仕掛けが施されています。環境活動など、若者には意識高い系と見られがちなものに、みんなが楽しく参加できるようにとの思いからスタートしました。この活動をしていなかったら絶対に出会えなかった企業役員の方々と接したり、ビジネスを考えるミーティングに参加したりする中で、社会人としての力が身に付いてきたなと実感します。
長野県長野市で育ち、子ども時代はやんちゃでした。当時はポイ捨てもしていましたね。中学受験を経て、勉強の楽しさに気づき、いわゆる優等生に。ゴミ拾いをしたり、政治家と議論をしたりして、社会問題を意識するようになりました。中でもゴミ拾いは、趣味として楽しんでいましたね。大学に入ってから、「清走中」を思い立ちました。ゴミ拾いをしていると、いろいろな種類のゴミがあって、宝探しのような楽しさを感じたからです。はじめはビジネスにする気はなかったのですが、株式会社Gabの社長から事業にしようと誘われ、本格的にチャレンジすることにしました。
「清走中」は、企業や自治体などさまざまなクライアントからご依頼をいただいています。引き続き全国に展開していきたいです。
ただ、僕自身としては今の仕事をずっと続けていくつもりはありません。今後も、ゲーミフィケーションという文脈で、さまざまな業界のおもしろくないことを楽しいことに変えるチャレンジをしていきたいです。とはいえ、今までずっと突っ走ってきたので、まずは一度自分がどんな人生を歩みたいのか、じっくり考えてみたいと思います。
公開日:2022年12月15日
リスナー:れいんぼー
ライター:林春花
編集:寺澤順子
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