
病院を飛び出した理学療法士が鳥取県でつくる「つながり」
黛 純太 / Junta Mayuzumi
株式会社neconote
代表取締役
1994年埼玉県川口市生まれ。2017年2月にneco-noteの前身chátを立ち上げ、ドイツへの視察や50以上の保護猫団体へのインタビューを敢行。保護猫業界の”自続可能性”向上をミッションとし、猫の推し活Webサービス「neco-note」を運営中。企業のCSR/CSV支援や譲渡会の企画運営、保護猫団体の新規事業支援、保護猫事業のPPP支援(岐阜県飛騨市ほか官民連携)、保護猫共同住宅の企画運営、保護猫文化の啓発本制作などを手がける。保護猫シェルターに2年間住み込み経験あり。ベジタリアン。
Webサービス「neco-note(ネコノート)」を運営しています。160匹くらいの保護猫が登録されていて、月額980円を一匹の猫にユーザーが課金できる、いわゆる「推し活」を進めています。複数の保護猫団体と協力しその活動を経済的に循環させていく仕組みです。保護猫譲渡会の企画運営なども手がけています。
肝に銘じているのは、保護猫団体や保護猫は協業者であること。一緒につくり上げ、世の中に価値提供をしていくことをいつも意識しています。
趣味は落語を楽しむことです。噺家が複数人を演じながら風景をつくり、受け手が解釈して笑いが生まれるところに双方向性を感じられておもしろいんです。
4人兄弟の末っ子で、幼少期は人の目を気にして育ったので、楽しくない記憶が強いです。中学・高校とハンドボール部に所属し、チームとして県3位に、個人では県選抜に選ばれました。チームの中では希少性を高めるために自分のバリューを磨き続けました。
現在の仕事につながるきっかけは、就活中に「何のために広告やりたいの?」と聞かれたことです。最初に出てきた想いが「(広告で)猫、助けよう」でした。小さい頃から猫は家族であり自分の一部でしたから。猫を助けるためにマスメディア広告志望からデジタルエージェンシー志望に舵を切りました。
広告業界で営業を経験し、まちづくりの会社への転職を経て現在に至ります。
「neco-note」での短期的な目標は、猫1匹に対して年収30万円にすること。猫によってかかる金額はまちまちですが、傷病を抱えている猫は通院や療法食などでおよそこのくらいを必要とします。。また猫たちをモデルとしたグッズ制作やアート作品などを通したビジネススキームも考案中です。
中長期の目標は、ごく普通に地域住民と保護猫が触れ合えるような、開かれた景色を全国各地でつくっていきたいです。公園や広場でマーケットが賑わうような……。QWSでのご縁を頼りに、全国の行政ともコラボできるよう種まきをしているところです。
公開日:2022年12月14日
リスナー:冨澤 倖之介
ライター:増田 慎
編集 : 寺澤 順子
撮影:冨澤倖之介
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