LISTEN

TOP > リスンBlog会社説明会 > 会社説明会で話す内容がダメな分だけ『採用活動を悪化』させている
リスンBlog会社説明会

会社説明会で話す内容がダメな分だけ『採用活動を悪化』させている

2011年。私が就活をしていた頃、会社説明会に参加したものの、すぐに辞退を決めた会社が何社もあります。
 
なぜ辞退したのかというと、いずれの会社説明会も「話す内容が最悪」だったからです。
 
実際、ある会社の若い採用担当者は、いかにもプレゼンに慣れていない様子で説明を始めました。
 
「えー、ここに書いてある通り、ウチの事業は〇〇を中心に業界でも屈指の――」
 
と会議室の画面に映されたスライドの文章を、ほとんど読み上げるだけの1時間。「読めばわかるんですが…」と思いながら、ただただ苦痛な時間が過ぎるのを待ち続けました。
 
また、ある会社の代表は「もっと最悪」でした。説明会の壇上に立ち、開口一番にこう言いました。
 
「これから私は皆さんが知らないことばかりのことを話します。ついてこれない人がほとんどだと思いますが、どうでもいいです。私についてこれない人は採用する気が無いので、帰りたい人はどうぞ好きに帰ってください。残りたい人だけ残ってください」
 
何か意図があるのだろう、と察した私は、最後まで話を聞いておりました。
 
しかし、結果的に、その会社の選考には進みませんでした。
 
なぜなら、説明の構成もグチャグチャで、ただ自分が話したいように話しているだけにしか感じなかったからです。
 
一方、志望度が大して高くない会社の会社説明会に参加して、志望度が急上昇した事例もあります。
 
あるベンチャー企業の会社説明会は、代表の「ダメ営業からトップ営業になるまでの物語」が話の中心で、笑いあり、感動ありと、まるで「エンターテイメント」のようでした。
 
当時の私は、営業職を志望していたこともあり、「この人みたいになりたい!」と強く思ったものです。
 
はたまた、ある中小企業の会社説明会では、人事担当の話す「若手時代のエピソード」に心をくぎ付けにされました。
 
「そんなことまで話していいの?」
 
と思わせるような「会社の問題点」や「仕事のつらさ」を生々しく語りながらも、それらの問題を解消していこうと努力する過程が痛快で、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。
 
このような自らの就活生時代の体験を持って、私は確信していることがあります。
 
それは、「採用の成功と失敗の9割は『会社説明会で話す内容』で決まる」ということです。
 
「いやいや、そんなのわかってるよ」
 
とベテランの採用担当の方なら鼻で笑うかもしれません。
 
しかしながら、実際には、
 
「会社説明会でどんな内容を話せばいいのだろう?」
 
と悩んでいる採用担当の方も多くいるはずです。
 
そこで今回は、計1500社以上の企業の『魅力的なストーリー』を制作してきたリスナーズが、「会社説明会で話す内容の作り方の2つの原則」について解説していきます。
 
ぜひご参考ください。
 

1.会社説明会は「誰のため」に話すのか?

 

 
結論から言うと、会社説明会は「自社のため」に話をするものです。
 
ここで「その通り!」とうなずいた人は、この章を真剣に読んでください。
 
なぜなら、自社のために会社説明会をすると、採用に失敗する確率を上げているからです(ひっかけ問題みたいで、申し訳ございません)。
 
先日、私が参加したセミナーでも、似たような失敗をしている会社がありました。
 
セミナーの登壇者が、冒頭でこんなことを言いました。
 
「今回のセミナーは、おかげさまで他の業務が忙しく準備できなかったので、アドリブでやります。つたないところがたくさんあるかもしれませんが、どうか最後までお付き合いください」
 
私は続きを聞かずに、すぐさまその場を後にしました。受付の人が驚いた顔をしていましたが、知ったことではありません。
 
なぜ帰ってしまったのかといえば、
 
「この登壇者は『自分のため』にしか話さないだろうな」
 
と直感し、時間のムダだと判断したからです。
 
「忙しくて準備ができなかったこと」は仮に事実だとしても、ただ自己管理がなってないだけで、参加者にはまったく関係がありません。わざわざ言うべきではありません。
 
また、「つたないところがたくさんある」のであれば、なおさら事前準備を入念にする必要があるのではないでしょうか。
 
私は、あのセミナーの登壇者に聞いてみたいことがあります。
 
「セミナーは、本来『誰のため』にやるのでしょうか?」
 
あのセミナーの登壇者は、おそらく次のように思っていたはずです。
 
「このセミナーの参加者に営業をするため」
 
確かに、セミナーの登壇者の真の目的は、『見込客を集めるため』かもしれません。
 
しかし、参加者もバカではありません。その意図も分かったうえで参加し、
 
「この登壇者(の会社)は、自分にとって有益な存在になるのか?」
 
と、セミナーというリアルな場で発信されている1次情報を元に判断しているのです。
 
もし私が、さきほど例に挙げたセミナーの登壇者だとしたら、次のように話します。
 
「今回ご参加いただいた皆様の貴重なお時間を1ミリでも無駄にしないために、みなさんのご質問に応じてアドリブで心をこめてお話します。最後まで、皆さんと一緒に最高のセミナーにしていきたいと考えています」
 
いかがでしょうか?
 
『アドリブで話すこと』には変わりはありませんが、聞き手にとっての印象が変わったはずです。
 
なぜなら「セミナーの参加者のため」のメッセージに変換したからです。
 
では、改めて、読者のあなたに質問をします。
 
会社説明会は「誰のため」に話した方がよいでしょうか?
 
答えは「就活生のため」です。
 
就活生は、この世にたくさん存在する会社の中から、わざわざあなたの会社の説明会に参加し、
 
「この会社は、自分の人生を豊かにしてくれそうなのか?」
 
を判断するためにやってきています。
 
つまり、会社説明会は「就活生が主役の場」です。間違っても「自社が主役の場」ではありません。
 
よって、会社説明会で話す内容は、
 
「この内容は就活生のためになっているか?」
 
あるいは、
 
「この内容は自社や自分のためだけになっていないか?」
 
を常に問いながら考えることが大切だと言えます。
 

2.会社説明会で「聞き手」がほしいのはどんな内容か?

 

 
「就活生のために、何を話せばよいのか?」
 
会社説明会の発表者が最も悩むのは、この問いでしょう。
 
結論から言うと、『就活生が「この会社は自分に合っている」「この会社は自分には合っていない」を判断するために必要な情報』です。
 
これはそれぞれの会社によって違いますので、残念ながら定型化できません。
 
採用人数を目標に置かれた人事担当者は、なるべく多くの参加者に「この会社は自分に合っている」と思わせることを目標に、話す内容を考えてしまうことがあります。
 
そうなると、話す内容は「会社の良い情報ばかり」であったり、「綺麗事ばかり」であったりになってしまいます。
 
しかし、それは大きな間違いです。
 
会社説明会の時点で、一部の参加者には、「この会社は自分には合っていない」と判断させることも重要です。
 
なぜなら入社後のミスマッチを防ぐ必要性があるからです。
 
入社してから「聞いてた話と全然違うじゃん…」と感じて辞めていくのは、お互いにとって労力も時間も無駄になるため、不幸でしかありません。
  
また、良い情報ばかりを伝えることの弊害は、もう1つあります。
 
人は、他人に騙されないようにするための防衛本能として、「良い情報ばかりを聞くと疑ってしまう習性」があります。
 
よって、仮にすべてが事実だとしても、良い情報だけしか伝えないと、「本当かな?」と信じてもらえない可能性すらあります。
 
なので、あえて「会社の欠点」や「未成熟な点」も包み隠さずに話すべきです。
 
今でも覚えていますが、ある大企業の会社説明会では、採用担当の方がこんな風に言っていました。
 
「ウチの会社は、給料は高水準、福利厚生も他社には負けませんし、残業も少ないです。しかし、ウチの会社は大企業病になりかけています。会社の成長は鈍化し、かつてのように有望な新規事業が生れにくくなっています。この病は、まるで伝染病のように、じわじわと社員に広まりつつあります。この大企業病と呼ばれる伝染病を食い止めるために、私たちは次々と新たな挑戦を始めています」
 
と良い点と悪い点を交互に伝え、それでいて、フォローもしっかりしています。
 
悪い情報も含めて、『就活生が「この会社は自分に合っている」「この会社は自分には合っていない」を判断するために必要な情報』を網羅していきましょう。
 

まとめ

 
いかがでしょうか?
 
会社説明会の話す内容を作るための『原則』をお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか?
 
「話す内容をもっとわかりやすく、もっとおもしろい説明会にしたい!」
 
そんなノウハウを知りたい方は、別記事「会社説明会で就活生を前のめりにさせるスピーチ例(テクニック編)」をご覧になることをオススメします。
 
また、ほかにも、リスナーズの一般社員が実際に話している「会社説明会のスピーチ」の原稿の一部を限定公開しております。内容が気になる方は、「リスナーズ流|会社説明会のスピーチの極意」からダウンロードしてみてください。
 
 
<文・編集:リスナーズ/吉田

「いいね!」
最新情報をお届け

関連ストーリー

タグ

人 (375) 社員_アセットガーディアン (20) 社員_ダーウィンホールディングス (7) 価値観1 (6) 最新ストーリー (6) 社員_スターティアグループ (6) 社員_ワークスイッチコンサルティング (6) 01 社員ストーリー (5) 社員_メディカルネット (5) 社員_メディケアー (5) 社員_プリマベーラ (5) 社員_D&I (5) 社員_ブルーコンシャス (5) 社員_ハコブホールディングス (5) 01 レビュー (4) 代表_ダーウィンホールディングス (4) 社員_ネットビジョンシステムズ (4) 社員_ジブラルタ生命保険 (4) 社員_SB C&S株式会社 (4) 特集一覧 ピックアップ (3) 社員_フラー (3) 代表_メディカルネット (3) 代表_ブラス (3) 社員_シーアールエス (3) 代表_インジェスター (3) 社員_Surpass (3) 代表_Surpass (3) 社員_ゆうしん (3) 代表_w2ソリューション (3) 社員_コールフォース (3) 社員_識学 (3) 社員_プルデンシャル生命保険 (3) 社員_コムセンス (3) 社員_テレマーケティングサポート (3) 代表_スターティアグループ (2) 代表_INSIGHT LAB (2) 代表_フラー (2) 代表_SHGホールディングス (2) 社員_デパート (2) 代表_プリマベーラ (2) 代表_エボラブルアジア (2) 代表_メディケアー (2) 代表_フリープラス (2) 代表_Fusic (2) 代表_武蔵 (2) 代表_株式会社HARES (2) 代表_メディカル・イノベーション (2) 代表_株式会社ハロネット (2) 代表_株式会社サーキュレーション (2) 代表_アルサグループ (2)

カテゴリ

ピックアップストーリー