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いま、内定者の親に手紙を送る企業が増えております。内定辞退の理由が親御さんであるケースが増えており、「親御さんへの確認(オヤカク)」のために手紙を送付している企業も多いことでしょう。
しかし、あえて言わせてください。
オヤカクの目的が、文字通りに『親からの内定承諾をもらうこと』だと思っていたら、これからあなたが内定者の親御さんに送る手紙は、ただの紙切れになる可能性が高いです。
もし、この一文を読んだあなたがドキッとされていたとしたら、大変申し訳ございません。
いきなり厳しいことを書いてしまいましたが、私は次のように提案したいのです。
『手紙を書くことの目的をもっとステキなものにしてみませんか?』と。
たとえば、内定を出した学生さんの親御さんに感謝を伝えるとともに、
「ウチの子はなんて素敵な会社に入社したのだろうか…」
と感激し、一瞬でファンになってもらうことが目的だとしたら、これからあなたがやる仕事は最高の仕事になるでしょう。
しかしながら、口で言うのは簡単ですが、どのようにすればファンになってもらうことができるのか、ヒントがなければ実行に移すのは難しいと思います。
そこで今回の記事では、心を動かす手紙の書き方について、5分で解説したいと思います。
親御さんに送るための手紙のサンプルも無料で配布しておりますので、新卒採用に取り組まれている方々は、ぜひともご参考ください。
結論から言いましょう。
手紙には、
“一緒に働きたいと思った理由”
を必ず入れてください。たくさん書く必要はなく、たった数行の文章で構いません。
内定者によって理由は違うと思うので、次のように自問自答してみましょう。
①内定者のどんな姿がよいと思ったのか?
②内定者のどんな話に共感したのか?
③内定者のどんな過去に心を打たれたのか?
これらの質問への回答は、内定者を”褒める”ことにつながります。
筆者は息子を持つ親ですが、親にとって、”子どもを褒めて、認めてもらう”ことほど、うれしいことはありません(我が子が幼稚園の試験に受かったことですら、自分のこと以上にうれしかったものです!)。
しかし、”褒める”というのは、実は簡単なコツが大事です。褒め方を間違えると、読み手には表面的な感覚を覚えさせてしまいます。
下手くそな褒め方とは、簡単に言うと、”説明”に終始している褒め方です。
極端な例ですが、
「○○さんは、笑顔がとてもよく、ハキハキした受け答えで、他の学生さんよりも輝いている姿が印象的でした」
は、ただの”説明”です。これでは心は動きません。
では、逆に上手な褒め方とは、どんなものでしょうか?
ポイントは「エピソード」です。
説明ではなく、書き手が知っているエピソードを交えて書くと、リアリティのある文章になり、褒め方のレベルがグッと上がります。
たとえば、
「○○さんは、採用試験のグループディスカッションの場で、特に緊張していた隣の席の学生さんに積極的に声をかけ、笑顔で緊張をほぐそうとされていた姿が印象的でした」
と面接官がみていた詳細なエピソードを交えるだけで、リアリティが増し、”自身も緊張しているのに、他の学生への気遣いまで出来る”という点まで褒めることができています。
このように「褒める+エピソードを交える」だけで、読み手にとっては、
「ここまで我が子のことを見てくれているんだ!!」
と心動かされるのです。
なので、一つだけでも構いませんので、あなたや、もしくは他の面接官が記憶に残っているエピソードは絶対に入れてください。
たったこれだけで劇的に変わります。
ここまで読んでいただいた皆様のために、実際に使っていただくための手紙のテンプレートをご用意いたしました。
無料で使えますので、ぜひともご利用くださいませ。
<手紙のサンプルはこちらから>
読者の皆様の新卒採用のお役に立てますと幸いです。
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