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【#コロナに負けるな】LISTENx KGF online Vol.1 ドイツ・ベルリンで活躍する日本人起業家に訊く withコロナ時代のニューノーマル

KGF最新ストーリー

コロナが生み出した新たな価値観
ビジネスパーソンが見据える世界のニューノーマルとは

加速するリモート化で変わってゆく価値観
新しい働き方とチームの形成で新たなことに挑戦するチャンス

主催:LISTENx KGF online

Interacthub 代表
SWAT Lab co-founder
矢野 圭一郎 / Keiichiro Yano

SWAT Lab co-founder
下野 健佑 / Kenyu Shimono

 

イントロダクション

2020年5月29日、LISTENと学生フォーラム(略称:KGF)のコラボレーション、LISTEN x KGF onlineによる初のオンラインイベントが開催されました。「世界各国で活躍する人々を公開インタビューすることでヒトや国のリアルを学び、ビジネスパーソンや学生がつながる場を提供する」をビジョンに始まった本イベント。記念すべき第一回は、ドイツ・ベルリンを拠点に活躍されているお二人をお招きし、with コロナ時代のニューノーマルについて語っていただきました。

お二人は現在、どのような活動をされているのでしょうか?

矢野氏:
現在はベルリンに住んでおり、今日一緒に登壇する下野さんとともにSWAT Labという事業に取り組んでいます。

これは、世界中のハイスキル人材を集めるプラットホームで、採用が難しいトップクラスの開発者をリモート派遣し、「新しいチームの形を創ること」を目標にしています。

また、Interacthubという会社を立ち上げており、企業のオープンイノベーション支援なども手掛けています。
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下野氏:
今は東京にいますが、ベルリンには5年間住んでいました。

ベルリンではDJとして活動し、その延長で日本酒DJイベントを立ち上げたのですが、活動を通して感じた日本のコアな課題を解決すべくSWAT Labを始め、今に至ります。
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お二人のこれまでとベルリンでの活動に至った経緯を教えてください。

矢野氏:
中学生で初めて海外へ行ったときに訪れた街がベルリンです。高校は日本で通いましたが、卒業後は再びドイツに戻って大学に進学しました。

ところがドイツでは学位取得制度が異なり、卒業を断念。日本に帰国し、ベンチャー企業に就職しました。ITと出会ったのはこのときです。

当時は、ベルリン時代の経験から、将来はジャーナリストになりたいと思っていました。

しかし、これからは新聞やテレビよりもネットがジャーナリズムのメインになるだろうと考え、インターネットに興味を持ち、ネット関係の会社で働くことに。

その後、Googleからスカウトを受け、クラウドコンピューティングに携わりました。

次の時代にやって来る、何か面白いものはないだろうか…と考えていたある時、ベルリンでWeb3.0が流行っているということを知り、「思い入れのある街、ベルリンにもう1度戻り、何か新しいことを始めたい」と、ベルリンに移住しました。

それからは何度も失敗を重ね、試行錯誤の末、今のSWAT Labに行きついたという感じです。

下野氏:
私は2年間で40ヵ国を旅しましたが、その時に訪れた中で圧倒的に違っていた街がベルリンでした。当時のベルリンは音楽シーンが非常に盛り上がっていて、かなり面白い街だったのです。

ベルリンの音楽といえば、ベルリンフィル・ハーモニーを連想しますよね。

実は、それと同じくらい有名なのがテクノという低音を効かせた音楽で、ベルグハインという世界トップクラスのクラブがあります。ここは、世界中の有名DJが集まり、何日間も続けて営業をしているような熱い場所。初めて訪れたとき、これは面白い!と感じ、ベルリンでDJに転身することを決めました。

私は学生ベンチャー時代からWebやシステム制作の会社を経営していて、DJなんて全くやったこともありませんでしたし、音楽もそれほど得意ではありませんでした。

しかし、これまでとは全く違う畑だったからこそ私の目には魅力的に映り、チャレンジ精神が芽生えというわけです。

ベルリンにおけるコロナの状況はどのようなものでしたか?

矢野氏:
最初は中国で起きている対岸の火事としか認識していませんでした。

しかし、2月ごろから少しずつ感染が拡大していき、気付けば国を追い越す勢いになっていましたね。

とは言っても、フランスやスペインなど他のヨーロッパ諸国に比べると、ドイツは比較的穏やかな状況だったと思います。

現在は学校やお店も再開していますし、あとは飛行場が再開すれば元通りかな、というところです。
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コロナショックを経て、変わったことは何でしょうか?

矢野氏:
リモートアクセスが増えたことだと思います。これまでもリモートを使ってみようという動きはありましたが、今回ほど広まったことはありませんでした。

中でも日本は、際立ってリモートが定着しない場所でしたね。これはおそらくface to faceを好む日本人の国民性によるものだったのだと思います。

ところが、コロナをきっかけに、日本をはじめ、世界中でリモートが定着した。これからは、フルリモートのチーム作りが広がっていくに違いありません。この流れは私たちにとって追い風になっています。

下野氏:
大企業の方々の間でリモートやオンラインに対する意識が変化したことが大きな出来事だと感じています。

オンラインの方がより効率がいいということは各企業の方々も認識していたとは思いますが、これまでは環境のせいもありなかなか踏み出せていなかった。それが今回すっかり変わりました。

今後は、「オンラインで十分なもの」と「オフラインでなくてはいけないもの」に分かれていくと考えます。業務連絡、ミーティングなんかはオンラインで十分です。

一方、「遊び」の部分、いわゆる人間的なところは、オフラインでなければいけないと思います。オフラインで会ったときの時間をいかに設計していくかが今後のビジネスの課題になりそうです。
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これからの「ニューノーマル」について考えをお聞かせください。ビジネスに照らしながらお話いただけると幸いです。

矢野氏:
これからは、経済がグローバルハブ型(*1)からハイパーコネクト型(*2)に変わっていくと思います。コロナショック前は大都市だけに集まっていた人・モノ・お金が、今はどんどん分散しています。

それに加え、ビジネス環境がフルオンラインになってくると、どこにいても仕事の価値は変わらないということになります。

こうなったとき、ニューノーマルの鍵となるのは次の3つです。

1つは、働き方の変化。リモート前提のマネジメント、チームビルディングといった傾向が強くなるでしょう。優秀な人材が東南アジアの田舎にいる、ということも普通になるはずです。私たちのSWAT Labはそのようなところのプラットホームになりつつあります。

これに続いて起こるのが、お金のハイパーコネクト化。ブロックチェーン技術により、国のレギュレーションを超えた価値とお金の移動が可能になります。

さらに注目しているのが、データプライバシーポリシーの動向です。現在は、アメリカでは巨大企業がデータを集める、中国では国がデータを集める、ヨーロッパでは個人が主権者になってデータを守るというスタンスになっています。ここをどう見るかによって今後のビジネスの動きが変わると思います。
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下野氏:
大きく変わっているのは、人材育成の限界が出てきているところだと感じます。今までとは違い、時代の移り変わりが激しくなっているため、時間をかけて人材育成をしていては間に合わないのです。

そこで課題となっているのが、グローバルでの人材確保をいかに効率的にしていくかなのですが、リモート化の加速によってグローバル視点を持つ人が増えると、この競争がさらに激しくなると思います。

*1 グローバルハブ型とは、ロンドン、ニューヨーク、東京といった大都市を拠点に人・モノ・お金が集まる形である。

*2 ハイパーコネクト型とは、膨大な量のユーザーや機器がインターネットを介して常につながっている形であり、ここではさまざまな情報がリアルタイムにやりとりされる。

変わっていく時代の中でこれから起業を目指す若者にアドバイスをお願いします。

下野氏:
まずはとにかく起業してみることをおすすめします。学生のうちの起業はただのようなものですから。合わないと思ったら、そこで辞めて就職することだってできます。

一方で、新卒で有名企業に就職してキャリアを積むというのも一つの手です。いずれにせよ、すぐに行動することが1番大切だと思いますよ。

また、最近はSNSを通じて多くのイベントが開催されています。さまざまな人のお話を聞くチャンスですから、そういったものに積極的に参加し、多面的な話を聞いてみることも重要です。

最後にお二人から一言お願いします。

矢野氏:
コロナはあくまできっかけでしかないはずです。これからは価値の考え方、チームの作り方、働き方など、ベースになるものがガラッと変わってきます。私はそれを提案していきたいと思いますし、それを創っていけることに面白みを感じています。

下野氏:
これからは価値観がどんどん変わっていくと思います。コロナで悲観的になるのではなく、むしろこれをチャンスだととらえ、楽観的に生きていくのが一番です。ビジネスの観点から言うと、間違いなく今は新しいことを始めるチャンスだと思います。
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執筆・編集/植田沙也加、西野愛菜

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