「ワーケーション」という
新たな働き方を提供し
日本のビジネスシーンに
変革を起こす

株式会社東急シェアリング

金山 明煥Akinori Kanayama

代表取締役社長/工学博士(都市計画)

「力」ではないマネジメントで、チームとして成果を出せる組織へ

「ワーケーションをはじめ、今後はインバウンド事業や東急グループらしいBtoC向けのサービスにも取り組んでいきたい」と意欲を見せる金山。ともに働く社員とは、フラットにコミュニケーションをとり、どんな意見でも言い合える関係を築きたいと考えている。

金山が、組織づくりにおいて大切にしているのは、「力ではないマネジメント」だ。

その背景には、20代の頃、留学から戻った直後に出会った1人の上司の存在がある。その上司は、かつて東急電鉄の社長、会長を務め、日本を代表する実業家だった故・五島昇氏の側近だった。しかし、地位や経験を誇示することはなく、部下を押さえつけることもなかった。部下との対話や人間関係を大切にしながら、次々に新しいことに挑戦していく姿を見て、金山は、MITでは学べなかった「力ではないマネジメント」手法に深く感銘を受けた。このときに、「立場や役職の力に頼るマネジメントはしない」と心に決めた。

一方で、社員たちには、多様な経験を通じて自分自身を高めていってほしいと考えている。国内外への営業、施設の運営管理、新規事業開発、バックオフィス業務など、社内で異動を行いながら、社員一人ひとりの可能性を広げ、挑戦の場を広げていく方針だ。

「私たちのミッション“シェアリングを通じて、お客様に新たな生活シーンを創造し続ける”を実現するために、チームとして成果の出せる組織にしていきたい。IT技術の進化が加速する中、私たちはそれらを誘導する位置についていなければなりません。自分の軸を持ちつつ、常に変化することを厭わない人、会社や私に新たな刺激を与えてくれる、そんな人を求めています。変化を楽しみながらともに会社を成長させていきたいですね」

インタビュアーの目線

グローバルな視点で課題解決に取り組み、東急グループの構造改革の一端を成し遂げた金山社長。最新のIT技術や社会構造についての先進的なお考えに頷かされるばかりでした。そんな金山社長が愛用する携帯は意外にも“ガラケー”。敢えてSNSも一切やらないそう。流されない自分の軸があるからこそ、変化の激しい時代にしなやかに対応できる。社長の“アナログ”な一面にこそ、敏腕経営の秘訣があるのではないかと感じさせられました。

インタビュー・編集/高橋奈巳 撮影/森モーリー鷹博

Profile

東京都生まれ。工学博士(都市計画)。早稲田大学卒業後、1984年、東急建設株式会社入社。1990年、マサチューセッツ工科大学修士課程修了、1999年、東京大学博士(工学)課程修了。東急電鉄を中核とする東急グループにおいて、多様な事業分野における事業開発やグループ企業を対象にした連結経営に携わった後、2011年、株式会社東急ビッグウィーク代表取締役社長に就任。2016年、株式会社東急シェアリングに商号を変更。現在全国16ヵ所のシェアリングリゾートを運営。

Contact

株式会社東急シェアリング

東京都渋谷区渋谷1-16-14渋谷地下鉄ビル3F

https://www.tokyu-vacations.com